泣き笑いの中学受験珍道中~2022年、地元難関中に向かって〜

中学受験2022年組。早稲アカ生のノンビリ長男と、暴走母ちゃんの試行錯誤の日々の備忘録。

【中学受験】私が変わりたい

前回の事件があり、主人の協力も得て長男の気持ちを聞き出した。

 

 

学校の勉強はつまらない。塾でみんなと勉強したり、先生の授業や雑談は楽しい。塾が大好き。でも算数だけは時々付いていけない。

 

 

普段は一歩離れた位置から見ている父親には、本音を話せたようだ。

 

 

塾に通うことが楽しいなら楽しみを奪いたくはないけど、進学塾に通う以上は、それだけではこの先乗り切れないのではないか?そう思って確認する。

 

 

ママは、あなたが塾に通っていても通っていなくても、どっちのあなたでも大好き。もちろん塾に通い続けるなら、やる事はちゃんとやらなくてはいけないけど…

 

 

塾に通っていなくたって。そう言った瞬間、長男の目から涙が溢れた。

 

心当たりはある。以前私の母に、

 

「ママは辞めてもいいって言うけど、塾辞めたら絶対に怒ると思う。」

 

そんな事を呟いていたのだ。だからここで涙するのだろう。

 

 

やっぱり本音は辞めたいのかな?そう思ったけれど、それでも塾と受験は辞めたくないと言った。

だったら受験のその日まで、頑張り続けるしかない。再確認して、長男は安心した表情で眠りについた。

 

 

 

長男が生まれた頃、自由に自分のために生きてきた生活が一変。24時間誰かのために生きる。赤ちゃんが居る生活は幸せで微笑ましくて…そんな風に夢見ていたもんだから、よけいにギャップに苦しんだ。

 

そして初めての育児は、自分は、自分で働きお金を稼ぐ一人前の大人だ…なんて思っていた鼻っ柱を、容赦なくへし折ってくれた。

 

 

まだこんなにも自分は未熟だった。幼かった。

 

 

何百回もそう思いながら、何百回もそう思ううちに、気付いたらこの子は言葉を話すようになり、お兄ちゃんになり、幼稚園に通い、あっという間に小学生。

私も徐々に一人で居られる時間が増え、産後鬱は遠い昔の話になったハズだった。

 

 

 

が。

 

 

 

長男が塾に通い始めると、何だか赤ちゃんだった長男を育てていた頃に戻った感覚。

 

 

 

元々待つことや気長に何かをできない私は、学習の進み具合や成績に一喜一憂し、ついつい褒めて伸ばす事や、やる気が出てくるまで待つという態度が取れない。

 

 

塾に通うって言ったのは自分のでしょ?何でやらないの?

 

だってあの時ちゃんと勉強しないで遊んでたもんね?点数下がって当然。

 

 

こんな言葉ばかりが口をついて出てくる。自分の焦りや苛立ちが先に込み上げてきて、これじゃ何も解決しないと思ってもぶつけたくなってしまう。

 

 

SNSで愚痴を吐いてはまた気を取り直して…あとで冷静になって見ると、自分のジェットコースターっぷりに引いてしまうし、これじゃどう考えても長男の受験は成功しない。

 

 

楽しく…とばかり言ってられないけど、もう少し伸び伸びと、僕はできるって自己肯定感が高まるように。待つこと、プラスに変えた発言をすること、褒めること。

当然なのに、感情が先走って全くできていなかったことを反省。

 

 

受験で親子の信頼関係が崩れないように、私ももう一段階成長したいな。