泣き笑いの中学受験珍道中~2022年、地元難関中に向かって〜

中学受験2022年組。早稲アカ生のノンビリ長男と、暴走母ちゃんの試行錯誤の日々の備忘録。

【中学受験】成績≠成長?

中受は精神的な成熟が早い子が有利。

 

プロの方々が口を揃えているし、私自身もそうだと思う。

 

 

残念なことに我が長男は幼い。そろばんの先生にも塾の先生にも言われてきた。

 

 

確かに成績は変わらない。それどころか5年生の足音が聞こえるにつれ、特に算数には苦戦し始めている。

 

でも、最近この子の成長を感じまくって感動しまくってるんだな( T_T)

成績は上がらないけど確実に心が成長していると!

 

 

塾が大好き、塾の授業が好き、塾の先生が好き、塾で食べるお弁当が好き。

 

嫌がって通うより100倍マシだけど、この子は何の為に塾に通ってるんだ…って怒りを覚える事も何回もあった。

私自身も幼いから、「何しに通ってるんだよ?」って抑えきれずに怒ったりもした。

 

 

 

通塾始めて2年弱。

 

 

 

この子…凄いのかも( ´Д`)

 

 

って、超親バカだけど思い始めた。もちろん成績とかではなく、こんなの当然かも知れないけど。

 

 

 

何が何でも塾には通う。勉強は続ける。それが徹底している…

 

 

 

ダメ母の私は、特に最初の頃は、成績が悪いことを何回怒ってしまっただろう。やる気が無いなら辞めていいと何度言ってしまっただろう。

 

 

 

ママは怒る。友達とはほとんど遊べない。日に日に寝る時間が遅くなる。10歳にも満たない子が、こんな事よくここまで続けてるな。

 

 

 

前回の組分け後、初めて自分から「このままじゃまずい」と言った。

今週は組分け前日に学校が短縮日課。数少ない短縮日課だけは、少しだけお友達と遊ぶ長男。今回も遊びたいだろうな…でも前日…どうしよう。

「今回は我慢して組分けに備えるよ!」

先に言ったのは長男だった。

 

 

そろばんと自習室通いとルーティンの通塾に、組分けを意識したプラスαの勉強。

もちろん睡眠時間を削っていい事は無いと思っているけど、どうしても寝る時間は遅くなってしまい、「組分け終わったら午後から好きなだけ寝たい!」とまで口走っていた。

 

 

今日を乗り切れば…そう思っていたのに、組分け前日の通塾前、何となく体調が悪そう。熱を測っても平熱程度で、本人の大丈夫という言葉を信じて、薬を飲ませて送り出した。

 

明日が大事なんだから、今日無理して最後まで居なくてもいい。いつでも迎えに行く。

 

再三伝えてその後連絡も無く、気のせいだったと安堵したのも束の間。帰宅後は38.6℃。長男は号泣した。

 

 

「こんな時もあるよ。仕方ないじゃない?どうしてそんなに泣くの?」

 

 

って聞いたら、

 

 

「だって…お友達と遊ぶのだって我慢して頑張ったのに。明日受けられなかったら〜!!」

 

 

私まで泣きそうになり、

「そうだね…じゃあ、こんなに頑張ってるなら、このまま頑張って絶対志望校に合格しよう?そしたら今日の事も笑い話になるから!」

そう言って寝かしつけるのが精一杯だった。

 

 

 

明日の対処法について塾に電話し先生とやり取りしている中、実は先生も様子がおかしいと気付き早退を促したと発覚。

 

他のお子さんにも悪いしそのままお迎え呼んでくれても…と思ったのはひとまず置いておき。

 

 

 

朝起きて、「どうしてそこで帰らなかったの?」と問うと「だって…だって…やっぱり最後まで出たいから。」

 

 

あれ?この子こんなに我慢強かった?そんなに塾が好きなの?使命感みたいなもの?正解はわからないけど、単純に凄いなって言葉しか出てこなかった。

 

 

 

「社会の確認テストだけは○○くん(校舎トップ)に勝ったんだ!」とか笑っちゃって。

 

 

 

不謹慎だし気が早いけど、約2年後のこの子の結果がどうなろうと、既に受験する意義はあったな。

運動は苦手で通塾の為に体育系の習い事も辞めて、特技も無いし、スポーツやってた子の方が成績上がるとか聞いて焦ってだけど…

 

 

この子は受験勉強を通じてちゃんと成長してたんだなぁ。